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井上商事の善エピソード

井上商事の善エピソード


手すりの自主基準設定

手すりは、人の墜落・転落を防ぐもの。ですから、「墜落防止手すり」と呼ぶこともあります。共同住宅、戸建住宅、いわゆる住宅には「住宅の品質確保の促進等に関する法律」があり、その中で手すりの安全性についての基準が定められ、運用されていますので、安全性は保たれていると言えます。しかし、保育園、幼稚園、学校、病院、その他、住宅以外の建物のバルコニーや廊下にも、手すりはたくさん使われています。このような建物の用途に関しては、建築基準法施工令の規定が適用されますが、この法令の中では、床面からの手すりの高さが規定され、運用上、手すりの隙間が規程されているだけで、詳細な規定基準は示されていません。 このような状況の中、適用法令基準に従うと共に、建物用途を問わず、利用される人の安全を守るため、自社基準を設け、すべての物件でチェック運用しています。自社基準には手すりの強度はもちろん、幼い子ども達がすり抜けることの無い隙間やよじ登ることのできない隙間の規定も設けています。意匠デザインとして、横格子の手すりも使われますが、弊社では横格子の隙間を8mmとしています。これは、2~6歳の子ども達に自由によじ登ってもらう試験を行った結果、一人も登ることが出来なかったことをもとにしています。人の安全、命を守る手すり。信頼を頂くために自社基準を公開し運用しています。