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井上商事の善エピソード

井上商事の善エピソード


三次元振動台の開発

地震の動きを再現し、さまざまな振動実験が行える3次元振動台を自社開発 建物は構造材(骨組材)と非構造材によって作られています。構造材が地震の力や揺れに対して安全であることはもちろんですが、非構造部材、例えば天井材、ガスや水道などの配管、エキスパンションジョイントカバーなどの仕上げ材なども、地震で壊れたり落下しては人の命にかかわることもあります。2011年の『東北地方太平洋沖地震』でも、多くの建物で天井の落下や配管の切断といった非構造部材の事故報告がされています。 これらの状況を踏まえて、建築資材メーカーとして、お客様に提供する製品の耐震性能を確認することを目的に、地震の動きをそのまま再現できる振動台を開発しました。この振動台は、地震による地面の動き、地震の時の建物の動きをそのまま再現できますので、エキスパンションジョイントカバーをはじめ、各種配管材、天井材などの実際の地震の時の性能が確認できます。この振動台はリニアモーターを使って、地震の動きを正確に再現しています。